1658 くしゃみ
くしゃみの仕方は人それぞれで、よく聞いてみると、なかなか興味深い。誰一人として同じくしゃみはない。指紋とか目の虹彩のように、くしゃみで本人識別もできるんじゃないかとすら思える。そして、くしゃみほど、その人の個性が、本人の意思とは別に勝手に表れてしまう生理現象はないのではないだろうか？
例えば…
- 「それはくしゃみですか？咳ですか？」と聞きたくなるようなくしゃみ
- 「そんなに我慢しなくても…」と、口の中に押さえ込んでしまうようなくしゃみ
- 「うるさい！少しは静かにしろ！」と言いたくなる爆発するようなくしゃみ
- 「シュワッチ」としか聞こえないようなウルトラマンのようなくしゃみ
…など、他にも言葉で表現できないくしゃみも数多くある。
ここまでくしゃみにたくさんの種類ができるということは、単純に本能的、生理的にくしゃみをしてるという面以外に、くしゃみの仕方自体は後天的にあとから学んだと言えるのではないだろうか？
勝手な解釈だけれど、静かなくしゃみをする人は、あまり大きな音を立ててはいけないとといった教えを受けてきたとか、ものすごい大きなくしゃみをする人は、これまで周囲の状況を気にする必要があまりなかった人…とか。教えられなかったとしても、無意識にくしゃみの仕方が決まってくるのだとしたら、かなり精神分析に有効な手段だと思うのだけど、どうでしょう？ 誰か偉い先生が研究してくれないでしょうか？