1612 問題は8月に?

定点観察

 とにかく暑い日々が続いている。夏真っ盛り。子供たちはすっかり夏休みを楽しんでいるところだろう。かつての僕は、この8月に入るまでに、ほぼ宿題を終わらせてしまっていた。さすがに工作のような手間の掛かるものは後回しだが、ドリルや練習問題のようなものは、7月中に終わらせていた。だから夏休みが終わる8月後半に、宿題で大慌てするということが、あまり実感できなかったことを覚えている。

 しかし、今この歳になって、かつての自分の行動が、にわかに信じられなくなってきている。今も昔も、やらなければならないことは、さっさと終わらせた方がいいに決まっているのに、いまの自分は、締め切りギリギリにならないとやらなかったり、催促が来てやっと着手するようなことも少なくない。忙しいというのもあるけれど、それだけじゃ説明がつかないような気がしている。

 どうしちゃったんでしょう → 自分。

 毎度おなじみの仮説だけど…どうも「8月」に問題があったような気がしてきた。

 夏休みの宿題を7月中に終わらせることは目標としてとても明確で頑張りやすい。でも、実際に7月を目処に宿題を終わらせるという大目標を達成したのちの、8月は(遊びを含めても)特にこれといった目標があるわけでもなく、結果的に漫然と過ごしてしまったような気がする。

 もしかすると、今はかつての8月のようなことが毎日続いているのではないかと思えてきた。”すごく乱暴な言い方をすると”、ただ漫然と生きていると言えなくもない。
 仕事にしても遊びにしても、明確な目標を持つことは、それを達成させるまでの期間を充実させてくれるのだと思う。当たり前と言っちゃ、当たり前かもしれないけど。それが子供の頃の自分も、いまの自分もできてない。

 ただ、その明確な目標をどう設定するかが、実は一番難しかったりするんだけど。
 子供の頃の自分と同じ轍を踏まないように、自分なりに改めて考えてみたい。

Posted by ろん