1610 短期入院精密身体検査

定点観察


検診会場のロッカー

 今日は人間ドック。30歳を超えると受診が必須になる。もう3~4年くらいまえに初めて受けた人間ドックは、なかなか新鮮だったものの、もう何度も受けるようになると、なんの感慨もなくなってしまう。前回は、バリウムを飲んで胃の検査をしている最中に地震が起きたらしく、一時中断するという貴重な大変をした。ちょうど検査台に乗せられていたので、揺れたことは、実はその後のニュースで知ったくらいだったのだけど。
 さて、この人間ドックという言葉。意味はとてもわかりやすい。船を作ったり修理したりするときに使う「ドック」に引っかけた言葉だということは、すぐにわかる。でも、この言葉は、いつどこから使われ始めたのだろう…おなじみ「語源由来辞典」によると、

 人間ドックは、国立東京第一病院(現在の国立国際医療センター)と聖路加国際病院で、昭和29年(1954年)から始められた。
 当初は「短期入院精密身体検査」と呼ばれていたが、同年、読売新聞の特集ページに「人間ドック」と書かれたものが一般に受け入れられ、「人間ドック」という呼称に定着していった。

ということらしい。「短期入院精密身体検査」…間違いじゃないかもしれないけど、これは仰々しい。人間ドックという言葉から受ける印象とはかなり違う。そう考えると人間ドックという言葉は、言い得て妙だし、言いやすいし、よく考えられた言葉だと思う。

 今回の人間ドックは、特に問題もなくスムーズに進んだ。
 でも相変わらず、バリウムは鬼門だ。気分が悪くなる。気分が悪くなったところで、ぐるぐる回れと指示されるものだから、その苦しさ筆舌に尽くしがたい(大げさ)。こんなに時代が変わっても、バリウムを飲んでぐるぐる回るという姿は、ここ何十年と変わってないように思える。もう少し手軽にできないモノなんだろうか? 何か進化することはないのか? そういえば前回のバリウムは、いちご味(今回は不明)だったな。…改善することって、それくらいしかないのかな?
 ちなみに、今日飲んだバリウムは、無事大部分が排出されたことを報告いたします…って別にここで報告しなくてもいいか。

Posted by ろん