1609 同じテーマソングを流す理由は?
昨日99円ショップに行って来た。相変わらず、この店おなじみの曲が流れていた。この店はいつも同じテーマソングを流している。そういえば他の100円ショップも同様で、曲の雰囲気は全く違えど、いつ行ってもしつこいくらいに同じ曲が流れている。
考えてみれば、低価格を売りにする店は、このような同じ曲(店のテーマソング)を何度も何度も流す傾向があることに気付いた(すでにご存じの方も多いとは思いますが、安売り店全体を通して、この傾向があることに気付いたのは、昨日のこと)
自分の身近な例を挙げてみれば…、ショップ99(99円ショップ)、キャンドゥ(100円ショップ)、ドンキホーテ(ディスカウントストア)、ビックカメラ(家電量販店)、ソフマップ(パソコン関連)と挙げればキリがない。
果たしてこの傾向は何を意味するのだろう?
少なくともわかりやすい曲を何度も流し続けることで、来店した客に覚えもらおうという意識が働いていることは間違いないだろう。
そして、それはいわゆる「パブロフの犬」と同じように、一度安いというイメージを植え付けることに成功(一度でも購入)した人がふたたびお店を訪れたとき、買ったときと同じテーマソングが流れていると、無条件に「安い」と思い起こさせるためではないだろうか?
ただ、これだと、またお店に来てもらわない限り、買ってもらえないのだから、なんだかちょっと違うような気がしてきた。であれば、こちらも「パブロフの犬」と同じように、テーマソングを何度も聞かせることで来店したお客さんにテーマソングを覚えてもらい、別の場所で欲しい商品を見たら思い出してもらうことを期待しているのかもしれない。
この事象については、間違いなくマーケティング的視点からの研究があるはずなので、改めて、その内容を知りたいと思う。