2910 古賀政男音楽博物館(ぐるっとパス2010)

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今日も、ぐるっとパス2010を使って出掛けてきた。

まず訪れたのが「古賀政男音楽博物館公式サイト」。最寄りの駅は小田急線代々木上原。工事中の駅を抜け、高架の線路沿いを歩く。道路には「音楽村通り」の文字が日に焼けて薄い色で書かれてた。その下に、日本著作権協会
JASRAC と書かれていた。駅からは徒歩数分くらいで到着。

博物館とJASRACと方向が同じだな…と思ったら、なんと同じ敷地内にあって、しかも建物がつながっていた。


入口で受付のお姉さんにぐるっとパスを手渡す。

「ではこちらから“もぎらせて”いただきます」

最近、あまり“もぎる”という言葉は聞かないなぁ…と思いつつ、丁寧な感じはよかった。

まずは階段で2階に上がる。

2階には、日本の大衆音楽文化の発展に貢献した音楽関係者を顕彰し、その業績を紹介するコーナー。古賀政男とは直接関係ない人たちが並んでいて、一瞬ここは、JASRACなんじゃないかと思えてしまった。

そこから、続いて3階に進むと、移築した古賀政男邸の一部が展示されていた。

旧古賀政男邸は、ちょうどこの博物館のあった場所にあったらしく、そもそも隣にあったJASRACは、旧古賀政男邸の敷地の一部だったようだ。それはまるで、JASRACに飲み込まれたのか、JASRACを飲み込んだのか…と思っていたら、かつてトラブルがあったらしい。

もちろん、古賀政男が存命中は、そういった“きな臭い話”などあるはずもなく、かつての邸宅には、ト音記号をあしらった門柱や壁のステンドグラスなど、彼の音楽に対する思い入れをかいま見た気がした。邸宅の日本間とか練習用のピアノや楽器などが展示されていた。

ちなみに…古賀政男は、膨大な数の作品を残しているが、知っているのは次の曲くらいしかなかった。

「丘を越えて」 ♪丘を越えてゆこうよ~
「東京五輪音頭」 ♪オリンピックの顔と顔~
「柔」 ♪勝つと思うな 思えば負けよ~
「悲しい酒」 ♪ひとり酒場で 飲む酒は~

お客さんが誰もいないおかげで、ゆっくり観ることができた。また必要以上に騒がしい感じでなかったのも良かった。

また、同時開催されていた「日本大衆音楽史⑤ GS(グループサウンズ)、ポップス、フォークの登場」では、僕の生まれる前後の時代の、比較的よく知っている曲が紹介されていた。企画展示で実際に流れていたのは、「夜霧を今夜もありがとう」「帰ってきたヨッパライ」「恋の季節」など。いずれもよく知ってる曲ばかりで、楽しい。

例によって、館内は撮影禁止なので、館内の様子を詳しく紹介できないのが残念。

Posted by ろん