4 川越まつり

旅行・見学・イベント

 毎年10月14、15日は我が街川越の大祭「川越まつり」です。関東三大祭り(ごめんなさい!他の2つはまだわかりません。昔からこういわれているのですが、なぜかどこにも記述はないのです。)に数えられるこの祭りは、遠く慶安元年(1648年)からと伝えられ、このころはじめて踊り屋台が出て以来、こりゃおもしろいと行ったかどうかは分かりませんが、各町内からもいろいろな屋台や、江戸の山王祭や神田祭などの様式も取り入れられ、その後天保15年(1844年)に一本柱四つ車の山車に統一され、さらに文久2年(1862年)になって現在のように二重鉾四つ車の山車に改められたという経緯があります。

 さてちょっと川越まつりをのぞいてみましょう。
 行くのならやっぱり2日目の 10月15日です。

東武東上線川越駅

 やはり駅から混んでいます。川越駅は、街の中心部からは離れていますが、JR川越線との接続駅であり、周辺からのバスも発着し、また商業施設が密集しているので利用客は市内で最も多くなっています。

 市内の信号もこのように・・・(右写真)

 祭りのメインストリートは、かつての川越のメインストリートでもあります。背の高い山車が通りやすいように、信号が移動でき、さらに臨時の信号が取りつけられるようにあらかじめ準備がなされています。


 

山車が威勢のいい掛け声とともに近づいてきました。右の写真は暗くてよく分からないかもしれませんが、ちょうど蔵造りの建物の前を通過するところです。大きな山車がそろりそろりと動いていく様は、壮観です。

会所(お囃子台)と曳っかわせ

 山車が各町内の会所前(お囃子台)にさしかかったり、山車同志がすれ違ったりする際に、お互いに山車の正面を向け合ってお囃子の儀礼打ちを行うのが、曳っかわせです。別に勝ち負けはないのですが、お囃子が入り乱れて、周囲の雰囲気は最高潮に達します。山車の回り舞台は、このための機構となっていて、一度に数台の山車が入り乱れると、山車がぐるぐる周り、大変見事です。

 
祭りといえば、やっぱり屋台!

 これは欠かせない!?でしょう。 右の写真は、分かりづらいですが、うずらが売られています。かつてはひよこがメインでしたが、何せ彼ら(もちろん雌鶏だから!)は、でかくなるわ、朝っぱらか鳴くわ、もちろんタマゴは産まないわで、たいていの家庭からは嫌われますが、子供達には大人気です。
 すぐ近くには、亀すくいもありましたが、かつて(数年前)くらいまでは、亀の甲羅に1000とか5000とかのプレートがくっついていたのを思い出します。これは、お察しの通り、現金を意味していまして、元気そうな亀にあらかじめ、店のおっちゃんが貼り付けておくわけです。
 「この亀をとったら現金プレゼント!」
 もちろん、みんな狙いますから、一番先に弱るわけですが、例によって例のごとく、おっちゃんは強気です。「見てない」とか「インチキしただろ?」と、おっちゃんは言いたい放題です。でもこの金額の誘惑には勝てず、狙ってしまうのが、子供達の(に限らないかな?)悲しい性です。現在ではもう見られなくなりました。もちろんこれは違法(「一般消費者に対する景品類の提供に関する事項の制限」に抵触)だからです。

Posted by ろん