2917 世田谷文学館

世田谷文学館(公式サイト)は、京王線芦花公園駅から歩いて数分ほどのところにある。

ここ最近出掛けているのは、ぐるっとパス2010があるおかげだが、今回は「星新一展」という企画展をやっていたので、もしかすると、ぐるっとパスが無くても出掛けていたかもしれない。それほど、星新一は、僕にとって気になる作家だ。

企画展の前に、常設展を見学。常設展は「文学に描かれた世田谷 100年の物語」というもので、世田谷区に縁のある作家と世田谷区の登場する物語を紹介している。物語が書かれた当時の世相や作家ゆかりの品なども展示されていた。文学に疎い僕でも、知っている作家が数多く世田谷にいたということを初めて知る。

常設展に入るところで、電動からくり人形の展示があった。数十センチ程度の箱に収められた箱の正面には、ふたがしてあって、決められた時間になると、係の人がそのふたを開ける。すると、中の人形が音楽やナレーションとともに動き出し、なんとも言えない雰囲気が漂う。1話は、だいたい数分間程度。

作者はムットーニという人だそうで、本名は武藤政彦。最初、この名前を見たとき、ムッソリーニだと誤解してしまった。もちろん無関係。

いよいよ、企画展の星新一展を見学。ぐるっとパス2010には、この企画展は含まれていないために、追加で料金を支払う。

星新一のショートショートで、文庫で刊行された作品は、ほとんどすべて持ってたと言っていいくらい、よく読んでいたが、ここ最近は、すっかりご無沙汰だった。

それだけに、どんな展示か楽しみにしていたのだけれど、正直ちょっと期待はずれの感は否めなかった。

というのも、前半は、彼の父である星一(ほしはじめ)の話ばかりで、後半も星新一の生涯を年表形式で追っていくだけで、つっこみが甘いような気がしてならなかった。

もちろん、星新一は、彼の父に強く影響されたことは間違いないし、生涯を追うことも興味深いことではある。貴重な直筆の原稿(わずか2mm四方程度の文字でぎっしり書ている)など、初めて知ったことも多い。

でも、もっと知りたいことはいろいろあるのだ。もともと小説家になろうと思っていなかった彼が、どうして膨大なショートショートの数々をどうして量産できたのか? その時代背景は?…とか、有名な作品はどういうきっかけで思いついたのか?…とか。

彼の作品を知らない人にも、また僕のような忘れかけてる人にとっても、ショートショートの作品自体を紹介してもいいと思うのだけど。短いんだし。真鍋博や和田誠など、星新一作品に欠かすことのできないイラストレーターの紹介はあったのに。

写真撮影してよいところは、ボッコちゃんコーナーだけ。ちなみに、ボッコちゃんはショートショートのひとつ。

 

 

入口では彼の作品や、ホシヅルという星新一が描いたツル?のオリジナルストラップが売られていた。ストラップはあまりつけないようにしてるので買わなかったけど、久しぶりに彼の作品をまた読みたくなった。

 

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