2918 武者小路実篤記念館

博物館・展覧会,文学・評論

武者小路実篤記念館公式サイトへ。京王線つつじヶ丘駅から10分ほど。

記念館に入ろうとしたとき、旧実篤邸が15時で閉館してしまうという話を聞いた。では、記念館を見学する前に、旧実篤邸を見に行くべきか?ということになったが、実篤公園にあるという旧実篤邸と記念館の位置関係がわからず、軽く迷ってしまった。

記念館とは、地下道でつながっているということがわかり、実篤公園に向かう。

緑豊かで、静かな池のほとりを歩いていく。夏の暑い時期でもひんやりと涼しそうな感じ。しばらく歩くと小高い山の上に、旧実篤邸があった。そして、ふたたび地下道が…

デジャブかと思った。いずれも、道路が通っているために、このような作りになっているらしい。

旧実篤邸の中を見学。中を見学といっても、あちこち観ることができるわけではなく、廊下と一部の部屋のみだった。

ふたたび記念館に戻る。

現在の展示は、「白樺派と漱石」というもので、夏目漱石との関わりについてのであった。このあたりも、あまりよくわからない話なので、ちょっとわかりにくかった。

今回の企画のせいだろうが、武者小路実篤よりも夏目漱石の話が多かったため、武者小路実篤記念館で一番印象的だったのが、夏目漱石という不思議な結果になってしまった。

それにしても、星新一展でもそうだが、どうしても年表に頼る展示が多い気がする。大事なのはわかるが、もう少し、知らない人にもわかりやすくはできないだろうか? もちろん不勉強であることは認めるが、たくさんの資料や展示に圧倒され、見どころがわかりにくくなっている気がするのだ。

Posted by ろん