7959 特別展「江戸の人気絵 夢の共演」[後期]
![江戸の人気絵師 夢の共演[後期]](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2025/09/20250920-01.jpeg?resize=240%2C180&ssl=1)
山種美術館で開催中の特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」[後期]を鑑賞。
前期はすでに鑑賞している。
今回後期の展示で入れ替わったのは、主に、安藤広重の東海道五十三次で、前期で紹介されなかった残りの作品となっている。
撮影可能な作品は前期と変わらないから、ちょっと物足りなさは感じてしまう。
それでも、今回紹介されていた東海道五十三次のうち、広重の遊び心的な面が感じられて楽しかった。
引用する内容がわからないと説明しづらいので、著作権の問題のないところから作品と合わせて紹介する。


《鳴海・名物有松絞》に名物の有松絞りを商うお店が2軒並んでいる。
手前の店の暖簾には、広重の「ヒロ」を組み合わせた印が染め抜かれている。
あえて、つまり実在しない印なわけで、あえてこの部分を創作しているのは、なにか意味があるのだろうか?

《関・本陣早立》にも提灯に「ヒロ」印。
そして、大きく描かれている家紋は、広重の父方の実家である田中家の「田」と「中」を組み合わせたものだそう。
さらに、並んでいる札には、当時の有名ブランドであった白粉「仙女香」と、白髪染めの「美玄香」の宣伝…と、情報てんこ盛りだ。
はっきりと分かってないだけで、作品のなかには、作者がいろいろと仕掛けを仕込んでいる…なんてこともあるのかもしれない。

