7959 特別展「江戸の人気絵 夢の共演」[後期]

博物館・展覧会,芸術・デザイン

江戸の人気絵師 夢の共演[後期]
江戸の人気絵師 夢の共演[後期]

山種美術館で開催中の特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」[後期]を鑑賞。

前期はすでに鑑賞している。

今回後期の展示で入れ替わったのは、主に、安藤広重の東海道五十三次で、前期で紹介されなかった残りの作品となっている。

撮影可能な作品は前期と変わらないから、ちょっと物足りなさは感じてしまう。

それでも、今回紹介されていた東海道五十三次のうち、広重の遊び心的な面が感じられて楽しかった。

引用する内容がわからないと説明しづらいので、著作権の問題のないところから作品と合わせて紹介する。

《鳴海・名物有松絞》
《鳴海・名物有松絞》
「ヒロ」の印が…
「ヒロ」の印が…

《鳴海・名物有松絞》に名物の有松絞りを商うお店が2軒並んでいる。

手前の店の暖簾には、広重の「ヒロ」を組み合わせた印が染め抜かれている。

あえて、つまり実在しない印なわけで、あえてこの部分を創作しているのは、なにか意味があるのだろうか?

 

《関・本陣早立》
《関・本陣早立》

《関・本陣早立》にも提灯に「ヒロ」印。

そして、大きく描かれている家紋は、広重の父方の実家である田中家の「田」と「中」を組み合わせたものだそう。

さらに、並んでいる札には、当時の有名ブランドであった白粉「仙女香」と、白髪染めの「美玄香」の宣伝…と、情報てんこ盛りだ。

そしてここにも「ヒロ、」が…
そしてここにも「ヒロ、」が…
宣伝が並んでる
宣伝が並んでる
はっきりと分かってないだけで、作品のなかには、作者がいろいろと仕掛けを仕込んでいる…なんてこともあるのかもしれない。

山種美術館

Posted by ろん