7488 東芝科学未来館
東芝科学未来館が今月いっぱいで閉館というニュースで聞いてびっくり。
以前行ったことがあるが、川崎駅前に移転してからはまだったし、リニューアルしてそれほど経ってないのに、まさか!?という感じだった。
実際にはリニューアルオープンからちょうど10周年だったようだ。
事前予約制ということで、予約を取ったときには、かなり空いていたが、今週いっぱいで閉館ということで、ほぼ満員状態となっていた。
川崎駅から、ほんとすぐのところで、一瞬迷いそうな気がしたけど、駅から案内があってすぐにわかった。
あらかじめ予約して取得したQRコードをかざして入館。
入場者数が調整されているから、ひどいということはないけど、かなり混雑している。
小さな子供たちにも科学に興味を持ってもらうたくさんの展示が楽しそうだ。
またどういった経緯で来ているのかわからないが、数人程度の大人の団体も散見された。
東芝の歴史や日本初や世界初の製品を紹介する「ヒストリーゾーン」以外の
ヒストリーゾーンの「創業者の部屋」では、まず芝浦製作所を創業した田中久重、そして東京電気を創業した藤岡市助の2人が紹介されている。
その後、芝浦製作所と東京電気が合併し、東京芝浦電気となり、現在の東芝となっていくのだ。

隣りの「1号機ものがたり」は、東芝が生み出した、数々の日本初や世界初がずらりと並んでいる。
洗濯機も掃除機も、いまでもちゃんと動くようで、ときどき実演をしてくれていた。
基本的な構造にほとんど変化はない。
掃除機に至っては、むしろ最近のタイプに近いくらいだ。
鉄道の食堂車に使われたという日本初の電子レンジの巨大さにはあらためてびっくりする。
日本初のカラーテレビは、意外と”普通”に感じたが、これはある程度年齢を重ねている証拠だろう。
若い人が見たら、やっぱり日本初の電子レンジと同じような巨大さにびっくりするに違いない。


日本初のワードプロセッサは、もはや1台の机そのものだ。
これだけ大きいと、どういう仕組みなのか想像もつかない。
物価の換算をしなくても、600万円もしたというだけで、いかにとんでもない価格だったことがわかる。
その後、家庭用のワープロ専用機Rupoや、世界初のラップトップPC、世界初のノートPC「ダイナブック」と立て続けに世界を驚かせていくのだ。
ひととおり見学して感じたのは、これほどの歴史と技術力を持ってしても、会社自体が存続できなくなってしまうのだという事実だ。
技術も大事だが、経営も大事ということだろうか。
そして、こうした素晴らしい製品が生み出されたのは、いずれもけっこう前で、2000年代以降がほとんどないというのも、いろいろ考えさせられた。


館内の方に、今後これらの展示はどうなるのかと尋ねたら、ヒストリーゾーンにあった数々の貴重な製品は別の場所に保管され、子供たち向けの展示はすべて撤去されるとのこと。
館内には、あちこちに「10th Anniversary」なんて表示もあって、閉館が決まったのは結構突然だったのかなぁ…という気がした。
せっかくの施設がなくなってしまうのは、本当に残念だ。











