7263 ふたたび新宿駅ラウンドアバウト

鉄道

先日見に行ったのにまったく何もやってなかった、新宿駅のラウンドアバウト実証実験。

思ったより実施期間が短かったので、急いで見に行くことにした。

あれ?
あれ?

さすがに今日はやっているだろう…と思って、現地に赴くと…。

たしかに、先日はなかった、進行方向を示すサイネージが設置されているが、ありていにいえば、“それだけ”だった。

そんな感じだから、この指示に従う人は皆無と言っていいありさまだ。

しばらく様子を見ていたら、サイネージの表示が、「少し混雑」から「混雑」に変わった。

そんな感じで、通行する人の数によってメッセージをこまめに変えているようだし、駅構内では実証実験が行われていることを伝える放送も流れているが、まるで効果がないように見える。

この状況を見てると、「一応やろう」という意思は感じられるが、「なんとしても定着させよう」としている感じがまるでしないように感じる。

表示は変わったけど…
表示は変わったけど…
誰も見てない…
誰も見てない…
そもそも…

なぜ、あえて”ラウンドアバウト”という表現を使っているのだろうという疑問もある。

ラウンドアバウトは、主に自動車向けの交差点で使われるもので、歩行者もそれに見立てた…ということなのだろう。

でも、自動車なら絶対に前方を見て運転するが、”歩きスマホ”を指摘されるくらい歩行者はけっこうと前を見て歩いていないのだ。

表示に気を掛ける人は、少なくともこの時間は自分だけではないか?

たしかに”ラウンドアバウト”という意味的には合っているが、歩いている人がそれを理解して行動に移すところへ至っていない感じだ。

本当に解決しようと思うのであれば、”ラウンドアバウト”といった言葉ではなく、単純に誰もが確実にわかる“一方通行”といった表現で、厳格にルール化すべきであり、“お願い”では限界があると思う。

Posted by ろん