7264 違和感を覚える政党のポスター
街で政党のポスターを見掛けても、流してしまいがちだが、これについては、軽い違和感を覚えた。
まず思ったのは、なぜ「守る」なのだろう…ということだった。
健康保険証をマイナンバーカードへの統合しようとする進め方は、たしかに強引に感じるところもあるし、いまも、いろいろと問題があるのも事実だ。
だからといって、「守る」ことが大事か?というと、それは違うと思う。
これまでの健康保険証にも問題があったからこそ、マイナンバーカードへの統合が意図されたわけで、統合することによる効果は大いに期待できる。
ただ、これまでの仕組みを守ったところで、次に何があるのだろう?
大切なのは「守る」ことではなく、「どう改善していくか?」のはずだ。
政党を「保守」と「革新」と分けたら、立憲民主党は「革新」に分類されるはずだが、この主張のどこが“革新”なのだろう…と思ってしまう。
かといって、自民党がよいわけでもない。
先日、出掛けた先にで見掛けた、ある大物代議士のポスターに「停滞から飛躍へ」と書かれていたのだ。
「あなたが所属している政党は、国を動かす与党ですよ。」
「かつてはその党の要職に就いていたんですよね?」
「停滞させたかもしれない責任を感じないのですか?」
よくそんなことが書けるなぁ…と軽く呆れてしまった。
こうした街で見かけるポスターを見るだけでも、政治に期待できなくなる理由が見つかってしまうのだ。