7206 みるきぃのいない朝
みるきぃには、体重測定、投薬、高栄養ミルクをあげるというのが、ここ数ヶ月ほどの毎朝の日課となっていた。いつものように、ケージを覗き込んでみても、もうみるきぃはいない。
元気だったころは、こちらが覗き込むというよりも、みるきぃが、自分のほうを覗いているような仕草で、お互いの目が合う感じだった。
ここ最近は、起きられずにじっとしていることも増えてきていた。
みるきぃがいなくなった今、そうした日課がなくなってしまったのは寂しいと思う一方、正直、どこか少しホッとした思いもあった。
それは、みるきぃの最近の体調が思わしくなかったから、毎朝、さらに悪化していたらどうしよう…という不安を感じながら、みるきぃのようすを覗き込んでいたからだ。
うずくまっているみるきぃに、何か深刻な事態が起きてないかと思いながら…。
決して望んだことではないが、今日からそうした不安を感じることはなくなるのも事実。