7111 同じ感覚なのか
沈没したタイタニック号の見学ツアー客を乗せた潜水艦が行方不明となっていたが、残念ながら絶望的というニュースが伝えられてきた。
ツアーに参加していたのは大富豪たちだそう。
潜水艦の安全性に大きな問題があったとも言われていて、今後さまざまな事実が明らかになるかもしれない。
でも、日本円で3500万円以上も支払って、あえて狭く居心地の悪い潜水艦に何時間もかけて乗り込んでまで見に行きたいという気持ちは、正直、わからなくもない。
おとといの夏至の日にあった、増上寺で行われたイベント「100万人のキャンドルナイト2023夏至」をちょっとだけ覗いたのだけど、写真を撮る人たちでいっぱいだった。
来た人みんな…自分も含めて…なんとしてでもいい写真を撮ろうと思うせいか、どんどん後ろから押されるため、キャンドルの周りにある柵に寄り掛かる状態となってしまった。
これは結構危険な状態で誰かがバランスを崩せば、キャンドルも倒しかねない。
冷静に慣れば「何もここまでして撮らなくても…」とは思うが、この場に居合わせると、不思議と“無理をしたくなる”のだ。
ふだんできないこと、ふだん見られないことができるという魅力に取り憑かれているという意味では、実は似たようなところがあるんじゃないか…なんて思ってしまった。