[社会の窓]あのハトヤが…
以前も行ったことがあるが、夜の様子も見てみたいと思って、伊東温泉ホテルハトヤに行ってみた。
ハトヤは、小高い山上にあるので麓から見ると、よく目立つ。
ただハトヤに向か途中、何となく以前と何かが違う感じがした。
今回は前回と違って歩いて向かったせいかとも思ったが、あまりに誰ともすれ違わないし、なんだか静かすぎる。
よく見ると館内の灯りがついてないように見える。
なんと”休業日“となっているではないか。
仕方ないので、周囲を見て回る。
とは言っても、みどころは、せいぜい、ハトヤ消防隊くらいか…。
でも、いまの若い人たちは、CMを知らないので、ハトヤ自体知らない…ようだ。
当然、ハトヤ消防隊も知らないだろう。
しばらくすると、渡り廊下に明かりがついた。
これはこれで、独特の雰囲気があって見応えがある。
でも誰もいないのは、ちょっと怖い。
この渡り廊下だけ照明が付いていたのだが、しばらくしたら消えてしまった。
どうやら、たまたま、ホテルの従業員が歩くのに照明をつけていただけだったようだ。
休業中というのは残念だったが、これはこれでツイてる。
ただ…
あとから検索したら、ハトヤは、直近では週末だけの営業に絞っているようだった。
コロナ禍で落ち込んだ観光の需要を喚起するための「全国旅行支援」が行われている真っ最中なのに、”あの”ハトヤが休業するとはどういうことだろう。
いろいろ考えさせられる光景だった。