6829 どっちもどっちのような…
全国に1200店舗以上を展開する買取専門店「おたからや」で、本部の適切な指導・援助がなく廃業したとして損害賠償請求訴訟が起きているという記事があった。
ここに限らず、フランチャイズでのトラブルは、ときどき聞く。
フランチャイズ制度は、本部が有利になるだろうし、オーナー側は不利になりがちだ。
ただ、この記事に書かれていた話には、一瞬目を疑ってしまった。
その「仕組み」とは、フランチャイズ店が客から購入した品を本社が買取価格の5〜6倍で買い取るというものだった。Aさんは何度となくこの説明を受け、信用した上で契約を結んだという。
「本部(本社)が買取価格の5〜6倍で買い取る」っていったい、どういう契約だろう。
そんな高額で買い取られた商品はいったいどこで売り捌くというのか?
もちろん、こんな非現実的な契約を交わそうとする本部の問題も大きいが、オーナー側も、この契約はかなり無理があると考えるべきではなかっただろうか。
記事によれば、研修会に集まったオーナーたちは、自分が一国一城の主となってどんどん儲けるんだという気合い溢れていた…という。
でも、こんな怪しげな契約を見抜けないようだったら、初めから、あまり明るい将来を期待しづらいと思ってしまう。
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