6760 沖縄慰霊の日
今日は沖縄慰霊の日で、追悼式が行われた。
なぜ今日6月23日が慰霊の日と定められたのか検索してみた。
たいていこうした祈念日的なものは、何かの宣言の受け入れとか、調印といった公式な行事などが由来になることが多いだろう。
しかし、慰霊の日は、1945年6月23日第32軍司令官牛島満中将と長勇参謀長が自決(玉砕)し、事実上戦争が終結したことによるという。
旧日本軍司令官の自決で戦争が終了したとみなし、これを慰霊の日とした…という経緯を知ると、沖縄が戦争に“巻き込まれた”という複雑な思いがあるのだろうな…という気もしてくる。
今日の追悼式では、小学生の平和の詩の朗読などもあり、平和に対する思いを新たにする内容ではあった。
でも、ここ数ヶ月のウクライナでの戦争を見ると、一部の指導者の独裁的な行動によって引き起こされる戦争に対して、どういった対応ができるのだろう…と思ってしまう。
いくら平和を訴えても、攻め込まれたら“終わり”だ。
実際、戦争が仕掛けられてしまったウクライナは、何もしなければ領土は奪われるわけで、受けて立つしかない状態が続いているのだ。
そう考えると、矛盾している気もするのだけど、平和を維持するためには、むしろより軍事力が必要ということを考えてしまう。