6748 大きなアトレと小さなルミネ
![川越駅西口から見たルミネとアトレ](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/06/0610-10.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
久しぶりに川越に行った。
「アトレ」という名称は、JR東日本の駅にあるショピングセンターとして知られるが、これが川越では「アトレマルヒロ」を指す。
後者は駅ビルではないものの、川越駅東口の目の前にあって駅ビルのような規模の大きなショッピングセンター(約28,000平方メートル)となっている。
こういった状況で、JR東日本が川越に新たな駅ビルを作ろうとしたら、どうなるか…もうひとつの「アトレ」ができてしまう…。
…ということにはならなかった。
これが興味深いことに、JR東日本の持つ駅ビルの別のブランド「ルミネ」となったのだ。
しかし、ルミネはこれまで比較的規模の大きな店舗が多かったはずなのに、ルミネ川越だけは異常に小さい。
他のルミネが10,000から50,000平方メートルもあるなかで、川越はなんと4,900 平方メートルしかないのだ。
![異常に小さなルミネ](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/06/0610-11.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
![巨大なアトレ](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2022/06/0610-12.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
5000平方メートルは、まさにJR東日本の「アトレ」そのものの規模なのだが、あえて「ルミネ」を名乗っているのは、名称かぶりを避けるためだろうか。
ちなみに、川越のアトレマルヒロの開店は1990年5月で、JR東日本のアトレが四ツ谷に初出店したのは1990年9月だった。
商標の問題をどのように乗り越えたのか、いまいちわからないが、こうして、川越には、大きなアトレと小さなルミネが共存することになった。
アトレとルミネ…このアンバランスな組み合わせを見ると川越に来たことを実感する。