6696 多摩川スカイブリッジと羽田空港
先月、川崎と羽田空港を結ぶ「多摩川スカイブリッジ」が開通した。
そのニュースを聞いて以来、どんな感じなだろう…と気になっていたが、今日は天気もいいし見に行ってみることにした。
せっかくなら川崎から歩いて羽田空港に行ってみようと思って向かったのは、京急大師線の小島新田駅。
かつては、ここから羽田空港に行くなんて、まったく現実的ではなかった。
それが橋ができたことで、羽田空港まで無理のない“散歩コース”になったのだ。
小島新田駅は、かなりこぢんまりとした駅ではあるが、無人駅ではない。
_
線路の先には、東海道貨物線の川崎貨物駅があって、多摩川方面には線路に沿って歩くことになる。
線路は途中でいつの間にかなくなってしまうが、並行して意味深な公園やら駐車場が続くのは、線路が地下に潜っているからだ。
多摩川の堤防に出ると、遠くに多摩川スカイブリッジが見える。
堤防沿いには、大勢の人たちが散歩していた。
ホテルもあったが、これはもちろん橋ができることを見越して作られたのだろう。
隣接して新しい建物が並んでいたが、これはキングスカイフロントという研究施設が集まる再開発地区となっている。
路線バスも開通したばかりだ。
多摩川の堤防からは入れないので、いったん川から離れてから、多摩川スカイブリッジへ。
車道、自転車道、歩道と別れていて歩きやすい。
多摩川スカイブリッジは、自分たちのように見学目的の人たちの姿が多かった。
加えて、車(特にトラック)も相当多く、かなりの需要があることを窺わせた。
橋を渡ると、何度か来たことのある、第3ターミナルは目の前だ。
でも、直接行くルートはなくて、ちょっと遠回りさせられてしまう。
モノレールの真下に、空港らしく、麻薬犬の訓練施設があった。
昨年3月に「国際線ターミナル」から改称されてから来たのは初めてだ。
改称された現在も国際線のターミナルであることに変わりないが、このコロナ禍で、国際線の運行は激減していることから、出発ロビーは閑散としていた。
飲食店のあるフロアも、かなりの店舗が“当分の間”休業という貼り紙をして、ひっそりとしていた。
開いている店が限られていることもあって、店内はそこそこお客さん入っている感じ。
そして、一番人が多かったのは、出発ロビーではなく展望デッキだった。
まだ第3ターミナルから飛行機を利用したことがないが、そう遠くない将来に、ここから飛び立って見たいものだ。
_
人が少ない場所で、こういうのを見ると、とても寂しい思いがする。
_