6302 もしかしてこれまでは序章?

新型コロナウイルス

今週から高齢者向けにも、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったそうだ。

先行して始まっていたはずの医療従事者向けってどうなってるんだろう…と思ったら、こちらは全然進んでいないようだ。

しかも、高齢者向けは全国の市区町村に一律に“ばら撒かれて”いるというのだから、強い違和感を覚えずにはいられない。

感染拡大している地域は全国一律というわけはないのに。

“隙あらば選挙対策”というふうにしか見えないけど、実際それなりの効果があるのだろう。

新型コロナウイルス感染拡大を止める効果があろうがなかろうが、とにかく「われわれの自治体(=選挙区)で、ワクチン接種が始まった」といった政治家による“成果”のアピールは容易に想像できる。

大阪での感染の広がりは、すさまじいが、大阪の事務所に勤務する人に話を聞いても、人出はほとんど減ってないのだという。

これだけの感染の広がりは、以前だったら相当な衝撃があったはずだが、いまはもうすっかり慣れてしまった感がある。

人々は、すっかり日常となった“自分なりの感染対策”でじゅうぶんと考えてた結果が、“現状”ということになる。

そこにやってきたのが感染率が高いことが知られている変異株で、これまで以上の対策が必要なはず。

しかし、これまでの経験がむしろ仇となって、対策が疎かになってしまっている気がする。

これまでの感染拡大は序章に過ぎず、これからが本格化すると思えて、ちょっと恐ろしくなる。

「まん延防止等重点措置」を「まんぼう」と省略することの是非が議論されたなんて「ずいぶんと呑気な時期もあったなぁ」なんて思う日が来てしまいそうで怖い。

Posted by ろん