6010 みんな国が悪いのか?(発令21日目)

新型コロナウイルス

あるニュース番組で、一律給付金の支給が早まることを期待してか、マイナンバーカードの申請が急増し、申請窓口がいわゆる“3密状態”になっていると伝えていた。

そして、いちいちカードにしなくてもいいし、カードが必要なら最初からカードを送ってこい…と。

あえて面倒臭くして、二度手間三度手間を掛けさせているのではないかとパーソナリティは怒っていた。

それなり学のある人でも、番号だけでいいんじゃないかとか、カードを使わせようとする意味がわからない…といった程度の意見になってしまうんだなぁ…とちょっと考えさせられた。

なぜこういう仕組みになっているのかということをちょっとでも考えれば、わかるはずなのに、国がおかしなことをしてる…と思った瞬間に、”思考停止“してしまっているのだ。

マイナンバーカードを使って給付するには、顔写真で所有者と紐付き、そしてそれが銀行口座番号と紐付くことで、ようやく可能となる。

もちろんそれが、”完全に正確“であることが大前提だ。

それを番号だけでいいとか、本人の確認も不要なんて、よくも言えるよなぁ…と。

トラブルや不正があったら、対策を取ってないのはおかしい…となるのだろう。

実際、ものすごい早さで給付を実現して日本のマスコミが絶賛したドイツでは、なんと100億もの被害が出てしまったという

しかし、これらの申請のうち数千件が、詐欺犯の口座に金を振り込ませるものだったのだ。報道によると、今回の給付金プログラムの審査プロセスには重大な欠陥があった模様だ。申請にあたってはウェブ上の質問項目に答えるだけでよく、申請者の身元を照会するための書類やデータの入力は必須とされていなかった。

これでも、もっと手軽にすべきとなるだろうか?

かつて、マスコミをはじめ多くの“識者”が、“国民総背番号制”と揶揄し個人情報を国に管理されるのはゴメンだ…と、こうしたシステムの導入を反対した結果が、こういう緊急事態ではほとんど使い物にならない普及率16%という状況に至らしめたとも言えないだろうか?

Posted by ろん