6005 久しぶりの“遠出”(発令15日目)
通院で久しぶりの“遠出”だ。
こんなに長期間にもわたって電車に乗らなかったことなんてなかったと思う。
乗ったのは通勤時間帯から少しあとだったので、ふだんとの混雑の差はわからなかったが、極端に少ない印象を持たなかった。
…ということは、これは、暗に“外出自粛”が徹底しきれていないということを意味していたのかもしれない。
ただ、以前と違ったのは、すべての窓が開かれていたということと、中吊り広告がほとんどなかったということだった。
病院に向かう途中、守衛に声をかけられた。
大学構内は、関係者以外は立ち入り禁止になっているためだ。
病院の診察がある旨を伝えると、すぐに通してもらえた。
今日は天気も良かったので、絶好の外出日和だったが、それが許されないことに、この事態の非情さやつらさが募る。
こうして、また出掛けられるのは、次の通院までお預けだろうか…。