5959 厄介な人たち
街のドラッグストアでは、マスクもトイレットペーパーも売り切れている。
しかし、オークションサイトでは、次々と信じられないくらいの高値で出品されている。
ふだんなら、1つ110円で売られているマスクが、3つで10,000円なんて金額で売られているのを見ると、呆然としてしまう。
そして、テレビを見れば、コロナウイルスに関する、代わり映えのしない話が延々と続き、本当に専門家なのかよくわらないコメンテーターがもっともらしいことを言っている。
なかには、テレビ出演で知名度を上げる一方で、5分3000円で電話相談を受け付ける…なんて、ことを平気でやってるところもある。
電話相談なんかしたところで、検査や治療してもらえるわけでもなく、またく何の解決もしないのに、この値段だ。
転売する人も、電話相談を受ける人も、本人たちにとっては、決して悪いことをしてるつもりは、微塵もないんじゃないかと気がする。
不足の不安や、相談できない不安を解消してあげてるのだから、むしろ善い行いをしていると信じているに違いない。
こういう人たちは、けっこう厄介だ。