2461 誰が悪いんだろう?

社会・政治・事件

いまさまざまなモノが値上がりしている。国や政治にも責任はあると思うが、それもどうもしっくりこない。言っても無駄と言うのもあるけど、言う相手じゃない気がする。

さまざまな問題は、それを引き起こす原因があって、その当事者が必ずいるはずだ。自然災害のようなどうしようもない場合もあるが、これまで何か問題がある時は、はっきりした責任者の“顔”があるものだった。「責任者出てこーい!」といった感じで。

昨今の原油価格高騰に端を発したさまざまな値上げは“投機筋”の存在が原因とされているが、それが具体的に誰なのか?いまいちよくわからない。そして“投機筋”の活躍?暗躍?を許した今の状況を作ってしまったのは誰なのか、どうも“顔”が見えない。あえて強いて言うならば、某国の大統領かもしれないが、文句言いようがない。

誰が悪いんだろう?

この問題は“投機筋”ばかりではなく、きっとたくさんの小さな原因が積み重なった結果なのかもしれない。原因はひとりによって作られたものではなく、決して少なくない人たちによって作られている気がする。仮に、原因を作っている張本人のひとりに出会ったとしても、きっと"悪い人"には見えないだろう。

いまこの文章を書きながら、似たような事例が身近にあることに気づいた。“環境問題”と似ているのだ。原因の一つ一つは小さく大した問題ではないし、原因を作っているひとりひとりも悪い人ではない。でも、事態は深刻さの度合いを深めている…。

はっきりした責任者の“顔”が見えない時代になってきた。

でも、ほんと、誰が悪いんだろう?

あれ、書いててなんだかよく分からなくなってきた。

Posted by ろん