4907 ”繰り上げ作品”

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どれも繰り上げ作品に見えてくる2020年の東京オリンピックエンブレムの候補作品が発表された。

ていていは、「これがいいんじゃないか…」と思えるような作品があるものだけど、これほど、すっと入ってこない候補ばかりというのもも珍しい気がする。

まぁ、一般的には、途中経過が公表されることなく、前回のように決定作品のみが発表されるものだから、そもそも、こうした違和感を覚えることもないのかもしれない。

で、この4つの作品。

まず誰もが「あれ?」と思うはずなのが、A案。

B案「つなぐ輪、広がる和」、C案「超える人」、D案「晴れやかな顔、花咲く」と比べて、「組市松紋(くみいちまつもん)」と名付けられたA案は、最近のエンブレムでは見たことのないデザインと色だ。

そう思った上で、実は、商標調査をクリアした3点以外に”繰り上げ作品”が加えられた…とニュースで伝えられると、さきほどのA案が、繰り上げ作品じゃないか…と思えてくる。

それにしても、前回の盗用疑惑があってからの、今回の再検討なのに、なぜ、当初予定していなかった”繰り上げ”が行われてしまうのだろう。

落選した作品が”何らかの理由”があって、さまざまな条件をクリアしてきた選考作品に加えられてしまったのだ。

そして、それがエンブレム委員会の総意で行われたというのだから、謎としか言いようがない。

こうなってくると、”繰り上げ”された作品はどれだろう?と、いろいろと勘ぐってしまう。

ただ、A案みたいな、これほどまでにわかりやすい作品で行われるか?というと、どうだろう…と思えてくるし、じゃあ、B案みたいなシンプルな感じとか、C案のような最近のエンブレムでありがちな人の形も怪しく見えてくるし、D案のような万人受け?しそうな狙ってる感も気になってくる。

もう、どれも”繰り上げ作品”に見えてきて、デザインだけで判断しにくくなってしまった。

どうして、すっと決められなのだろう?

Posted by ろん