5789 館蔵ミニチュア展

本所吾妻橋駅からの東京スカイツリー

墨田区にある「たばこと塩の博物館」に向かう。

渋谷にあったときには1度行ったことがあったが、2015年4月の移転後は初めてだ。

都営浅草線の本所吾妻橋駅から歩く。


特別展「館蔵ミニチュア展 小さなものの大きな魅力」へ。

たばこと塩の博物館(帰りがけに撮った正面) ミニチュア展

この博物館では、その名の通り、かつて国の専売品だった、たばこと塩に関する博物館だが、同時に、明治から戦前のものを中心としたミニチュア作品約1500点を所蔵している。

今回は、この所蔵品を公開する 企画展が開催されているということで行ってきた。

展示室はこんな感じ 大きさはこれくらい

メインの展示は「中田實コレクション」だ。

蒐集家である中田實はもともと切手を収集していたそうだが、職人である小林礫斎(れきさい)に出会うと、ミニチュア収集に夢中になったという。

羽子板もミニチュア 麒麟ビール

明治から戦前にかけて、こうしたミニチュアが作られていたり、収集されていたというのを見ると、今も昔も変わらないということがよくわかる。

筆と硯とダミーと 目を凝らさないとわからない


ミニチュアのものは、つい見入ってしまう。

ありていに言えば、ミニチュアは、実物を極限に小さくしただけであって、存在感があるわけでもなく、当然ながら、実用性なんてまるでない。

実用性はまるでないのだけど…ちゃんと回るコマ

しかし…機能としては、実際のものと同じでなければならない…というこだわりが、随所に見られるのだ。

コマは回るし、ソロバンも使える。扉は開き、引き出しはちゃんと引き出せる。

そろばんはちゃんと動く 引き出しはちゃんと引き出せる

 

 


部材もただ切り出しているだけでなく、本物と同じように複数の素材を組み合わせることで、歪みをなくしているのだ。

もう誰にも修理できない 十数センチを超えると大きい方
勲章もミニチュア

あまりに精巧であるため修理もできないくらいの出来栄えだ。

誤解を恐れずに言えば、こうしたミニチュアは、究極の自己満足の世界だと思う。

職人も、蒐集家も、そして見ている自分たちも「よくまぁこんなのを作ったなぁ!」ということをみんなで共有したい…もしかすると、それだけのための存在なのかもしれない。

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