[社会の窓]なぜ小さなものに魅せられるんだろう?

社会の窓

目黒区美術館で鑑賞してきた添景たち。

小さな紙でできたこれらを見ていると、妙にテンションが上がってくる。

これは鉄道模型に通じるもので、自分より遥かに小さな情景にドラマを作り上げていく過程は、とても楽しいものだ。

一瞬我に返ったとき、ふと思うのだけど、どうして、こういった小さなものにワクワクするんだろう?と。

別に自分が創造者となって君臨したいといったような願望があるわけではないつもりだけど、独裁者って、もしかすると、こういった感覚なのかぁ…と思ってみたりする。

現実世界に対しても“小さなもの”として見立てれば、自分が意のままに世界を作るというのは、模型と同じ?

まぁ、模型の世界だって、そう簡単に自分の思い通りの世界ができるわけではない。

作る場所の問題、お金の問題、技術の問題…。

こういった制約の中で、どこに自分の目標やゴールを作るかが大事なのだけどね。

すっかりご無沙汰してしまってる、Nゲージ鉄道模型“鯉降渓谷鉄道”は、リニューアルすると言ってから、もう1年近くそのままにしてしまってたことに、この記事を書きながら、気がついてしまった。

いろんな諸問題を抱えながら、創造者は、今日も悩む。

 

Posted by ろん