5763 容器文化ミュージアム
今日もお休みをもらっていたので、平日にしか見られないところに行こうと思ってさ害したところ、大崎にある「容器文化ミュージアム」というところに行くことにした。
場所は大崎駅から徒歩数分くらいのところ。
特に受付というものはなく、1階の脇からそのまま入館する感じだった。
ミュージアムのエントランスには、
入口近くで展示していたのは、小さな企画展「海洋プラスチック問題」だった。
投棄されたプラスチックが自然界の動物たちに悪影響を及ぼす問題。
大きなプラスチックが細かく砕けたものを指すのだと思ったら、歯磨き粉や化粧品などで”スクラブ”と呼ばれるものも、実はポリエステルで、プラスチックそのものだということは初めて知った。
無意識のうちに自然破壊に加担していることに驚く。
運営しているのは、東洋製罐という会社だが、缶だけではなく、ペットボトルやレトルトパウチなど、あらゆる容器を製造していることもあって、解説も多岐にわたる。
容器の歴史は主に缶詰から始まっているが、時代と技術の進歩により、どんどんと便利になっていくことがわかる。
容器が、ただモノを運んだり、保管したりするだけでなく、いかに便利に利用できるかとか、リサイクルができるか、そもそもその容器を作るための環境負荷を減らせるかなど、容器に求められる要求はとどまることを知らない。
70年前の缶詰がいまでもしっかりと保存されていたとか…。
味の素の独特な容器は、偽造品や類似品を防止するために作られたとか…。
むかし大きなペットボトルに、プラスチックの“はかま”が使われていたのは、当時は底が丸かったから…といったことなど、
無意識のうちに容器の進化を目の当たりにしてきたことが良くわかる。
ペットボトルのキャップもプラスチックはのは、いまでは当たり前だが、かつてはアルミだったなんて、言われてみると「あぁ~」ということも多い。
むかしは、洗剤の容器は紙で容器自体も大きかったし、むかしのプルタブを知らない人も増えるだろう。
これって、どこか缶をつぶしたような感じがしたのだけど、どうなんだろう?