5750 セミの羽化を見る
おととい、自宅近所の公園で、セミの幼虫が木を登っているところを見つけた。
羽化の準備だろう。
実際に羽化するところを見たことはなかったので、うちに持って帰って、その様子を見て見ることにした。
立てかけた網に幼虫を置いてやると、しばらくうろうろしたあと、ピタッと止まった。
これで様子を見ている。
動かない。
このまま羽化が始まるか…と思ったが、結局朝まで、動かないままだった。
死んでしまったのかと思ったが、触れてみると動く。
このままうちにいてもかわいそうなので、元のいた場所に戻してあげた。
リベンジ…というつもりではなかったけど、幼虫を捕まえてきて、持って帰ることにした。
すると、歩いてる途中で背中が割れてきた!
自分の手の上で、羽化が始まってしまったのだ。
慌てて自宅に帰って、網に載せる。
ゆっくりと殻から出てきた。
背中が割れてから30分ほどだった。
最初羽はどういうふうに畳まれているんだろうと持ったが、ほどなくして、羽が伸びてきて、形はすっかり“セミ”になった。
全体が綺麗な緑色をしている。
しばらく歩き回ったが、その後じっとしてしまった。
そして、今朝…。
うまく飛び立てるかどうかわからない状態だったが、うちにそのままにしておくわけにもいかないので、元の木に返した。
これだけたくさんのセミがいるのだから、どんどん成虫になるものだと思ったが、意外と難しいものなのかもしれない。