5746 東京都美術館企画展「伊庭靖子展 まなざしのあわい」
今日は開館時間が延長されていて、21時まで鑑賞できる。
夏至から1ヶ月半経ったが、18時台ならまだまだ明るい。
夏休み期間とはいえ、もうこれくらいの時間ともなると空いている。
企画展「伊庭靖子展 まなざしのあわい」を鑑賞する。
おじゃこにこの企画展のことを教えてもらうまで知らなかったが、伊庭靖子は、自ら撮影した写真をもとに写実的な絵画を制作するアーティストだそうだ。
一瞬、写真にも見える、クッションや器…これは、どれも彼女の描く絵画だ。
写真と見間違えそうになるくらい、かなりリアリティのある絵だが、よく見ると、写真では表現できない“何か”を感じ取ることができる。
その何かというのが、その場の“空気”とか“雰囲気”といった、通常描かれないようなも…のような気がした。
初めて取り組んだという映像作品は、目の焦点を意図的にずらして見る、ステレオグラム (立体視)だったが、僕には、砂嵐にしか見えなかったのは残念…。
苦手なステレオグラム以外は、しっかり”見えた”気がする。
写真のようにリアリティがあるけど、実際は描かれた世界…というちょっと不思議な体験ができた。