5593 どうせ忘れるなら…
今日、職場で同僚の名前をど忘れしてしまい、話しかけることができなかった。
ふだん名前を思い出せないことは、けっこうある。
そういうときは、過去のメールのやり取りとか、座席表などから、手掛かりをさがしだすことなどして、なんとか思い出しているが、今日のように覚えている前提で話しかけようした瞬間、思い出せない
ということは、あまりなかった。
だから、ごまかしようがなく、正直にど忘れしたことをカミングアウトせざるを得なかった。
あまりにひどいど忘れに、自分でもびっくりだ。
いつくらいから、こうしたど忘れが始まったのだろう…。もちろん、思い出せない。
とにかく、いろいろなことを忘れてしまう。
肝心なことまで忘れてしまい、消えた記憶のあとに残っているのは、何とも言えない、漠然とした不安だけだ。
どうせ忘れてしまうのなら、一切のことを忘れてしまえばいいのに。