[社会の窓]痛感した技術の差
なんてスマートなんだろう…。
ボーイング787を見てそう思った。
研ぎ澄まされ、無駄なものが一切省かれた姿は、その一言に尽きる気がした。
この日、「かかみがはら航空宇宙博物館」と「FLIGHT OF DREAMS 」のそれぞれで、飛行機を堪能することができたが、そこで痛感したのは、アメリカの日本の航空技術の差だった。
この機体の35%を日本が作っているとは言っても、やっぱりアメリカ製なのだ。
もちろん、前者は飛行機の歴史を紹介する施設だから、必然的に古い飛行機だし、後者は世界で最も新しい飛行機ということで、当然、差があるに決まってるのだけど、それをもってしても…と思ってしまう。
世界最先端の技術を持っていた日本が、終戦から7年のあいだ、開発を禁止されていたことが、いまだに影響しているという説もあるが、果たしてどうなのだろう?
日本初の国産ジェット旅客機であるMRJも苦戦しているし、こうした技術の差を見せつけられると、いろいろ考えさせられる。