5511 ネットと世論の差
インターネットで見る世論と、実際に起きていることの乖離を感じることが続いた。
先日読んだ「ブラックボランティア」は、東京オリンピックのボランティアの条件があまりにひどいということをあらためて知った。
これだけひどい条件だったら、応募も少なくなるのでないかという懸念があったのだけど、と思ったのだけど、ニュースなどによれば、応募はむしろとても多く、現在の手続きの状況からして、ボランティアが不足する事態にはならないという。
解放されたジャーナリストの件も、ネットで見られる感想と、マスコミで伝わってくる雰囲気とのギャップを感じる。
ネットでは渡航禁止の場所に足を運び、今回以外に何度も拘束されてきた経緯から、ネット上での視線が非常に厳しい。
一方、報道では、彼の経緯があまり触れられず、今回の解放に絞っている感じがした。
しかし、最近では、ネットでの話題を無視することはできず、ツイッターなどでの話題を引用するかたちで、批判的な声も紹介されることも多くなった。
ただ、それはあくまでも”引用”であることが前提で、積極的に取り上げようとしていない気はする。
ネットと世論の隔たりは大きいとあらためて思った。