5489 障害者雇用水増し問題で思うこと
障碍者雇用の水増し問題は、発覚してからずっと気になるニュースだった。
率先して遵守すべき官公庁が、“積極的に”違反してたなんて言語道断だ。
こうした問題をニュースなどで伝える際に、工夫次第で雇用はできるといった事例なども紹介されていた。
民間企業のほうがしっかり取り組んでいるということを示す例として取り上げたのだと思う。
でも…実際のところ、どこでも同じように応用するってかなり難しいのではないか…と思ってしまう。
健常者とまったく同じ仕事は難しいのだろうから、障害の程度に合った仕事を用意する必要がある。
こうした仕事は、高度な内容でなくどうしても単純な業務にならざるを得ないだろう。
しかし、こうした業務は、効率化を優先されていくうちに、外部に委託され、社内に残っていないというケースも少なくない気がする。
場合によっては、オフショアとして海外で行われることも多いだろう。
効率化が障害者雇用を阻害しているのではないか?と危惧してしまう。
そういった意味では、障害者雇用を優先することが何よりも優先する社会になる必要があるんじゃないかな…なんて思う。