5286 日本で唯一の協調運転列車に乗る
昨夜と大して変わらないが、長時間外を歩くのはさすがにつらいので、せっかくなので、札幌にいるときにしかできないことをしよう…と、日本で唯一、気動車(ディーゼルカー)と電車が連結して“協調運転”する列車に乗ろうと計画した。
列車は倶知安が始発で、途中小樽で電車と併結して札幌までやってくる。
小樽まで行く時間はないが、できるだけ札幌から離れた場所で折り返したい。
ということで、札幌駅07:45発の列車に乗車。
小樽行きは途中駅でどんどん乗客が増える。札幌方面行き列車と何本もすれ違う。
稲積公園で下車。時刻は、07:59。
そこに、お目当ての協調運転列車が08:05にやって来た。
乗ってみると、車内は電車そのものだけど、聞こえてくるエンジン音は、まさにディーゼルカーそのものだった。
ただ、その音もとても軽やかで、重苦しい感じはまったくない。
それを乗客たちはまったく気にない感じで、札幌に近づくにつれ、混雑は増し、ほとんど身動きも取れないくらいの混雑で、札幌駅に到着した。
ラッシュ並みの混雑で、車内の様子を撮れずじまいで、降りてしまったのが悔やまれる。
キハ201系は札幌で切り離されるため、乗客は全員降ろされる。
前方の731系電車3両だけが、苫小牧へ向かうため、切り離し作業が行われる。
それなりに珍しい光景ということもあってか、切り離しの様子を見てるのは、僕だけじゃなかった。
切り離し作業終了後、前方の電車が苫小牧に向けて出発していった。
わずかな本数ではあるが、ディーゼルカー(気動車)と電車との協調運転は、今でこそ日常の光景だが、昨今のJR北海道の状況を見てると、こうした特殊な運用は長くは続かないような気がしてしまう。