5040 さすがプロ
正確に言えば、スイッチのバネに相当する部分が割れたか、弱くなってしまったようで、洗面所の明かりのON OFFがスムーズにいかなくなってしまったのだ。
原因はほぼ特定できてるし、どこを直せばいいかもわかる。
じゃあ自分んで直してみよう…と、スイッチを分解してみた。
なんてことないじゃん。
…と、思ったところで、手が止まった。
壁の中から壊れたスイッチの本体がなかなか出てこない。
壊れた上のスイッチを手前に引き出すため、石膏ボードを挟むように止めている上下2つのビスの下を緩めて、上を外した。
すると、カタン…という音ともに、石膏ボードの裏で、何かが動いた感じがした。
あれ?
よく見ると、さっきまであったはずの、上のビスの止めるところがなくなっている。
どうやら、留め具が”コ”の字型をしていたようで、上のビスが外れたせいで、逆さになってしまったようなのだ。
やばい。
下手すると金具を下に落とす可能性がある。
石膏ボードの裏に落ちたら、もう取り出せなくなってしまう…。
ここで、専門の業者を呼ぶことにした。
夕方やってきた業者の人は、20代そこそこの若い”男の子”と言った感じだった。
事情を説明すると、すぐに理解してくれたようだった。
今日は、交換用のスイッチを持ち合わせていないので、後日作業ということにはなったが、その場で、手際よく逆さになってしまった留め具(はさみ金具)を元の位置に戻してくれた。
さすがプロ。
自分の場合、慣れていないこともあって、力のかけ具合がわからないのだけど、彼の場合は、必要に応じて、思いっきり引っ張ったり、思いっきり押し込んだり…と、テキパキと作業してしまう。
僕がかなり時間を掛けてしまってたことを数分で終わらせてしまった。
実は、交換するスイッチのパーツ代だけでみたら、かなり安いのだけど、この作業に対する費用なら、仕方がないと思わせるものだった。