4487 四万温泉へ
今日は、群馬県の四万温泉へやってきた。
四万温泉に来たのは、実に10年ぶり。
前回は、1泊目に草津温泉に泊まった翌日、レンタカーでやってきたが、今回はこれといって観光の予定がなかったので、電車で向かった。
四万温泉の最寄りの中之条駅を通る吾妻線に乗るのは、紅葉を見に川原湯温泉に行ったとき以来。
ちなみに車両は185系から651系に変わっていた。


30分ほどで、四万温泉街に着く。
今回利用する旅館に荷物を置かせてもらってから、昼食のために温泉街を歩く。
お昼過ぎという時間帯のせいか、雨が降ったり止んだり…のせいか、観光客の姿はまばらで、なんだかとてももの悲しい感じがした。

台風の影響からか、川は増水して、場所によっては滝のような流れになっていた。
どこか食事できる場所はないだろうか…と、しばらく歩いていくと、左手に歴史を感じさせる建物が現れた。
重要文化財に指定されている、積善館だった。

積善館は現存する日本最古の木造湯宿建築だそうで、四万温泉を代表する旅館のひとつ。
映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったということでも有名。
さらに路地を歩いて行くと、四万温泉が紹介されるときに、必ずといっていいほど登場する「スマートボール」のお店を見掛ける。
一度くらいやってみてもいいなぁ…と思いつつ、今回も通り過ぎてしまった…。


そして、「これは!」っていうお店がないまま、商店の建ち並ぶ通りの端まで来てしまった…。
どうしよう…と思っていたところ、川沿いにある「くれない」というお店へ。

四万温泉は、飲むことのできる温泉だが、その温泉と、地元で取れた川魚の入った雑炊は、ここでしか食べられないという点で、わざわざ来た甲斐があった気がする。
とても美味しかった。

食事中は土砂降りの雨になっていたが、店を出るときには小降りになったり、今日は、降ったり止んだりを繰り返していた。
ほんの少し雨が上がったのを見計らって、ネコが表に出てきていた。
