2697 1泊2日で伊東へ(1日目)

旅行・見学・イベント

今年は、どういうわけか夏休みの予定を決められぬまま、8月も半ばをすぎてしまった。仕事上の都合もあったし、どうしても行きたいところがなかったということもある。

そして、なんとか都合がつけられたのが、8月24日(月)だった。そこで前日の23日(日)とあわせて1泊2日で出掛けることに。

行き先は、静岡県伊東市。落ち着けそうな旅館をインターネットで見つけて、そこを中心にのんびりする計画だった。

小田急電鉄で発売している「伊東観光フリーパス」を買う。

中国語でもやはりロマン…だけど…
中国語でもやはりロマン…だけど…

小田急線で小田原まで乗り、東海道線と伊東線を乗り継ぎ伊東まで、そこからは東海バスの指定区間が乗り降り自由という切符だ。

小田原までは特急ロマンスカーで。

発車時刻よりちょっと早めに新宿駅に着いたので、しばらく待っていると、

「相武台前駅で人身事故が発生し前線で運転を見合わせています」

とのアナウンスが…イヤな予感を感じながら、そのまま待っていると

「本日特急ロマンスカーはこね5号は運休とさせていただきます」という非情なアナウンス。

小田急線運転見合わせ 伊東までの切符と振替乗車票
湘南新宿ラインも遅れ どこもかしこも遅れてばかり…

特急通過待ち
特急通過待ち

一目散に改札口に向かい、特急料金を払い戻し、振替乗車票を受け取り、そのまま湘南新宿ラインの走るJRの改札口へ。

湘南新宿ラインなら、ほとんど遅れることなく、小田原へ行けると踏んだのだが、現実は甘くなかった。

その湘南新宿ラインも踏切事故で遅れていたのだ。小田原到着まで、当初の予定よりかなり遅れてしまったものの、無事伊東に到着。

伊東線は伊豆急からの乗入車。元東横線で走っていた8000系電車
伊東線は伊豆急からの乗入車
伊東駅に到着
伊東駅に到着

お昼ご飯は、伊東名物“ねごめし”。実はお店の人には猫飯(ねこめし)って言ってしまったが、ちゃんと伝わったようだ。

赤身魚、白身魚をタタキ?ブツ?にしてある丼で、半分くらいまでは海鮮丼として食べて、残りは、鰹だしのお茶漬け?風にして食べるという、一粒で二度おいしい感じの丼。さすが伊東だけあってネタは新鮮。味音痴の僕でも旨さがわかる。

昭和初期の温泉旅館の雰囲気をそのまま残す“東海館”へ。

狭い路地に面しているためわかりにくい
狭い路地でわかりにくい
唐破風の正面玄関
唐破風の正面玄関

どこも意匠が凝っている これは富士山
どこも意匠が凝っている

1997年(平成9年)に閉館した温泉旅館を伊東市が観光施設として運営しているそうだ。さまざまな意匠が凝らされた建物は大変モダンで、さりげなくあちこちに見どころがある。

温泉旅館として使われていた客室のほとんどに入ることができる。ひとつとして、同じ意匠がないのは、当時の建築家のこだわりだろうか?

すぐにでも温泉旅館として復活できそう こういった丸い明かり取りは最近では見られない
どこか落ち着く雰囲気

続いて、バスに乗って大室山へ。

実は大室山は1999年にも来たことがあるが、なぜか12月30日という変な時期だったこともあって、当時のことはあまり詳しく覚えていない。

結構急斜面
結構急斜面
リフトでのんびりと登頂
リフトでのんびりと登頂

上から見ると…
上から見ると…
奥に富士山
奥に富士山

写真で見ると、とても不思議な山であることがわかるが、実際に登ってみても、この山の特異な雰囲気をあらためて実感させられる。

リフトは往復420円。伊東観光フリーパスを持っていると、団体割引と同じ380円になった。リフトなしでは登ることができないのに、帰りも切符を見せるように指示されるのが不思議だ。

大室山火口
大室山火口
なぜか火口の底でアーチェリー
なぜか火口の底でアーチェリー


火口の反対側を歩く人が小さくく見える
火口の反対側を歩く人が小さくく見える

お鉢巡り
お鉢巡り

火口の底では、なぜかアーチェリー場があるのは、以前来たときと同じだ。

1時間1000円。一度試してみたいと思いつつ、今回はお鉢巡りにとどめておく。1周1kmで、標準所要時間は20分となっている。一部を除いて、お鉢巡りの歩道はなだらかで、歩きやすい。


お地蔵様の多さが信仰の深さを感じさせる
お地蔵様は多い
海の向こうはかすんで見えなかった
海の向こうはかすんで見えなかった

下界を見守るお地蔵様
下界を見守るお地蔵様

木が全くと言っていいほど生えていないので、歩道のすべてが展望スポットになっている感じ。

昔から信仰の山であったようで、いくつものお地蔵様が下界を見下ろしているというか見守っている姿が印象的だった。

お鉢巡りのあと、本日宿泊予定の宿へと向かう。

つづく…。

Posted by ろん