4427 "比叡山縦断ゴールデンコース"(その2)

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根本中堂を見学したあとは…約束の予定があったので、すぐに下山するべく、ふたたび延暦寺バスセンターに戻り、バスに乗った。
“比叡山縦断ゴールデンコース”
延暦寺バスセンター実はこれが、失敗の始まりだった。

東塔(坂本ケーブル口)で降車するつもりが、こともあろうに、降車ボタンを押しそびれ、そのまま、さきほどロープウェイでやって来た、比叡山頂まで連れて行かれてしまったのだ。

運転士に事情を説明し、ふたたび東塔(坂本ケーブル口)バス停に戻る。

ここで降りそびれた… 東塔バス停

トンネルは自動車専用比叡山バスセンターからこのトンネルを通ってやって来た。

トンネルは短く、歩いても十分行き来できる距離だと思ったが、自動車専用で歩行者は通行禁止だったから、バスに乗るのもやむを得ないのかな…と思っていた。

これも誤解だった。

東塔(坂本ケーブル口)のバス停は、不思議なくらい乗り降りが少ないのが気になったけど…坂本ケーブル乗り場へ急ぐ…

ちょっと分かりづらいが、バス停から見た風景で、右側に延びる道が、坂本ケーブルの乗り場だったのだけど、慌てて、まっすぐ進んでしまった。

東塔バス停から延暦寺と駅方面を眺める
すると、延暦寺の入口が…あれ…さっき根本中堂を見学したときに見掛けた風景と同じだったことに気付く。
延暦寺の入口はここにも… さっきすぐ近くまで来ていた…

根本中堂からケーブル延暦寺駅方面へ
なんてこった…

延暦寺バスセンターに戻る意味はまるでなかったのだ。ここからまっすぐ、坂本ケーブルの乗り場まで行くことができたことに、今ごろ気付くこととなった。

 

概略図を修正してみた。
比叡山縦断ゴールデンコース

急ぐつもりが、かえって時間が掛かってしまう結果となったが、仕方ない…舗装された道を数分ほど歩く。途中、ベンチがあったり、琵琶湖が見えたりちょっとしたハイキングコースみたいな感じだった。 仕事で歩いている人にしてみたら、日常の光景なのかもしれないけど。
駅までは徒歩数分 途中で琵琶湖を一望

【坂本ケーブル】
ケーブル延暦寺駅 かつては貴賓室として使われたらしい

展望テラスからの眺め開業時からそのまま使われている駅舎は、国の登録有形文化財に指定されている。

2会はかつて貴賓室として使われていたらしいが、現在は展示スペースになって、テラスにも出られるようになっている。

出発時間が迫っていたので、急いで、ホームへ。

坂本ケーブル すれ違い…山側を見る

日本で最も長い全長2,025 mのケーブルカーで、途中駅2か所、橋梁7か所、トンネル2か所ある。
下りの乗客はさすがに少なめ… トンネルをくぐって…

所要時間は約11分で、ふもとの、ケーブル坂本駅に到着する。坂本ケーブルのケーブル坂本駅というのも、分かるような、わかりにくいような…。

こちらの駅舎も、有形重要文化財に指定された、開業時のままの駅舎。
ケーブル坂本駅が見えてきたケーブル坂本駅。開業時からの駅舎がそのまま使われている。

ここからは通常だと、連絡バスに乗るという案内がなされているが、運行本数がとても少ないのと、それほど距離もないので、ここでも歩く。
広めの道を下って… 道なりに進んでいく

道も広く歩きやすい。
広い道をゆっくり下っていく この子はよく見掛けた

白い藤京阪石山坂本線の坂本駅まで歩いて15分程度。

【京阪石山坂本線】
坂本駅 京阪石山坂本線 坂本駅のベンチに座布団 これはいったい何だ?

石山と坂本を結ぶから、石山坂本線。 最初、石山坂“本線”だと思ってしまったのは秘密。
比較的線形のいい線路 アルバイト情報誌が車内に…

えーと…この先の膳所(膳所)駅といい、どうも難読駅名が多い気がする。

これで“あのお”と読むとは…

でも、IMEはちゃんと変換するんだな…。

区間は短いが道路との併用軌道を進んでいくと、浜大津駅が見えてきた。
短いながらも併用軌道を進んで… 浜大津駅

今日はここまで。

明日、ここから三条まで向かう。

Posted by ろん