3052 空の日フェスティバル2010

旅行・見学・イベント,航空

「空の日フェスティバル2010」というイベントを見るため、羽田空港に行ってきた。

いままでも、このイベントは知っていた。。しかし、タイミングが合わなくて行くことができなかったが、今年は初めて行くことができたのだ。

さっそく向かったのが「航空機及び空港車両展示会」。

場所は、「新国際線会場」と呼ばれるところで、ここは今年10月にオープンする国際線ターミナル前のエプロン(駐機場)だ。オープンしたら当然ながら、入ることができない場所になるから、とても貴重。

羽田空港第2ターミナルから、無料送迎バスに乗る。まだ開場時刻の10時前にもかかわらず、バスは満員だった。

新国際線会場に着くと、すでに長い行列ができてた。最後尾に並ぶ。行列は少しずつ前に進んでいったので、あまり待たされた感じはしなかった。

だいたい10分ほどで入口に到着。受付のテントで、首から提げるストラップを渡される。さすが、空港だけあってとにかく広い。

その手前には、空港に常備され、火災の際に出動する消防車が展示されていた。

お目当ての飛行機は、ずっと奥の方に見えた。

飛行機火災に対応するという特殊任務に就くためか、車体は一般的の消防車に比べてかなり大きい。普通のナンバープレートも付いてるから、一般の道路も走れるみたい。

機体に「FLIGHT INSPECTION」と書かれている、国土交通省航空局のさまざまな飛行機が展示されていた。これらは、滑走路の安全確認をするための飛行機かな? 他にも読売新聞の取材用飛行機なども展示されていた。

展示されていた飛行機の一番奥に置かれていたのが、あのYS-11だ。

“あの”というのは、かつて、自分の中で、YS-11がブームになっていたことがあって、わざわざYS-11に乗るために九州まで出掛けたことがあったからだ。かなり、思い入れは強い。

今回、もしYS-11が展示されていなければ、来ようという気は起きなかったかもしれない。

ただ…

人だかりができてしまって、じっくりと見ることができなかったせいか、それなりに感慨深かったものの、一時のワクワク感が無くなってしまっていたことに、自分自身、軽いショックを受けた。

これと同型の飛行機に乗ったのは、もう7年も前になる。ちょっと時間が空きすぎたかな?

空港に雪が降ったときに活躍する、除雪車も展示されていた。雪の少ない東京では、除雪車の必要はあまりない。しかし、いつどのような事態が起きても、対応できるように、本格的な除雪車も用意されているのだろう。

ガラス張りの新しい国際線ターミナルは、まだ中に入ることはできないが、逆に、外からこうして見られるのは、今日が最初で最後だ。目に焼き付けておこう。

日本初のジェット旅客機、DC-8のカットモデルが展示されていた。

もらった資料によれば、50年前に就航し14年間にわたって飛行、1974年に退役し、1989年に機首部分のみがカットされ現在まで保存されてきたそうだ。(すみません、存じ上げないのですが)前田青邨画伯の日本画の描かれた壁面や障子の窓が、かろうじて見えた。

完全に逆光で、しかも設置場所がかなり高い位置であったため、うまい具合に写真に収めることができなかったのは、ちょっと残念。

ファーストクラスで使われていた座席カバーは、なんと西陣織。当時のものを触らせてもらった。さわり心地は決していいものではなかったけど、かなり豪華だってことはよく分かる。

もうちょっと、いろいろと見てみたい気分で、後ろ髪を引かれる思いをしつつ、会場をあとにする。

ただ、今日は、久しぶりに暑くて、日差しも強かったので、30~40分程度しかいなかったが、ちょっとくたびれてしまった。

帰りのバスの中から、東京モノレールの廃線跡を見かけた。

モノレール自体、それほど多くは走っていないのに、その廃線跡なんていうのは、今しか見られない貴重な光景だろう。

第1ターミナルに行ってみると、バス停には、あふれかえるくらいの行列ができていた。これから、いま見てきた、新国際線会場に向かおうとする人たちだった。

こういうイベントは、とにかく早く来るに限る…ということを、まざまざと見せつけられた。早く来てよかった…。

ちなみに、これが羽田空港の全体図。赤い矢印が、新国際線ターミナルで、いま見てきた新国際線会場。青い矢印が、長蛇の列になっていた第1ターミナル。

Posted by ろん