4353 もうすぐ開通…上野東京ライン

鉄道

上野東京ラインの真新しい線路(手前)所用で御徒町へ行った。

そこのビルから見えたのは、山手線と京浜東北線が行き交う風景だった。

しばらくじっと見ていたが、手前の線路だけは、一本も列車が通ることがなかった。

この線路が、来月開通の上野東京ライン(東北縦貫線)。

開通後は、上野駅と東京駅が結ばれ、宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線が双方へ乗り入れるようになり、この場所からも行き交う列車を見ることができるようになるはずだ。

もっとも、開通したからといって、そうしょっちゅう使うわけではないけれど、選択肢が増えるというのは、それだけで、ちょっと楽しみだ。

今日は、たまたま見られなかっただけで、すでに試運転列車が走っているし、上野駅や東京駅でも開通の準備が進んでいる。

先日東京駅に行ったとき、ホームの行き先を示す“番線表示標”にはシールが貼られ、その下には、うっすらと「上野東京ライン」の文字が見えた。

東京駅…シールの下には上野東京ラインの文字が…開通後はこういうわけにはいかなくなる

来月14日以降は、黒磯発熱海行きや前橋発沼津行き、高崎発伊東行きなど、これまで見られなかった、列車が走るようになる。

すでに指摘されている通り、複数の路線への乗り入れが始まれば、分断されていたからこそ影響がなかった事故などのトラブルが、多方面に広がってしまうことは間違いない。

もちろん、それはそれで心配ではあるけれど、そうしたデメリット以上に大きな効果をもたらしてくれるかと期待している。

新たな需要や気付き、もしかすると出会いなんかも生みだしてくれるかもしれない。

Posted by ろん