4225 経鼻内視鏡体験
先日の人間ドックで、初めて“要精密検査”という結果が出てきた。
どうやら、僕の胃のなかに、ヘリコバクター・ピロリ…通称、ピロリ菌が棲みついてるらしい。
いままで、そんなこと、まったく気にしていなかったのだけど、振り返ると、心当たりがないわけではなかった。
とにかく胃の精密検査だ。内視鏡の検査をしなければならないらしい。
内視鏡の経験者に聞くと、嗚咽に苦しんだという感想ばかり…。
他に方法はないのか?
調べてみると“鼻から”という方法があるではないか。
鼻からの内視鏡検査を行っているクリニックを探し、先日予約を取り、そして今日、ついに検査日がやってきた。
お昼12時からしか空いていなかったため、前日夜からの絶食は、かなりの長時間となってしまった。
受付を済ませ、診察台に横になる。
鼻に局所麻酔をかけるというので、当然、注射を打たれるのではないかと、心配したが、結局最後まで、注射を打たれることはなかった。
まず、なにやら、コップに入った薬剤を飲まされる。あとで調べてみたら、消泡液と呼ばれる胃の中を綺麗にするものらしい。
そして、鼻に2~3種類ほどの薬剤を鼻の周りに塗ったり、ゼリー状の薬を鼻のなかに流し込んだりした。
鼻の感覚が麻痺してくる。
ここで、鼻から入れる内視鏡登場。
意外と太い。
実際にカメラらが鼻刈らないって来ると、痛いという感覚はなく、ただただ違和感があるといった感じだった。
初めて見る、自分の胃。
胃壁のところどころに、湿疹のような赤いものや、一部荒れているところもあった。
これは、典型的なピロリ菌の影響らしい。
病理検査のために、胃の組織の一部をつまんで取り出していた。
結構ワイルドに切り取る感じで、胃のなかが引っ張られるのを感じた。
検査そのものは、実質20分くらいで終了。
ピロリ菌に感染し、胃にも悪影響を及ぼしていることが判明したので、さっそく除菌のための薬が処方された。
飲み始めるのは、いつでもいい…と医師に言われる。
?
一瞬よくわからなかったのだけど、聞けば、これまで長期間、僕の胃にピロリ菌が住み着いていたわけで、いま数日程度慌てても、あまり意味はないという。まぁそりゃそうだ。
ほとんどの人が薬で除菌できるようになったというのだから、すごい時代になった。
検査終了後、1時間程度は飲食禁止。
だいたい2~3時間程度で、麻酔の違和感がなくなってくる。
口からの内視鏡はやったことないから、どれほど大変なのかを知らないが、少なくとも、鼻からの内視鏡は、身体への負担が小さいことはな違いなく、おすすめだ。