4181 Be a driver.
旅行から帰ってきた電車のなかで、こんな広告を見かけた。
Be a driver
自分の人生の主人公になろう。
自分の行く道を、自分の意思で選ぶ人になろう。
自由に、積極的に、人生を美しいものにしよう。
既存のルールや常識に縛られない人になろう。
自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まっている。
人生の、ドライバーになろう。
「人生の、ドライバー」?
自分の人生なのに、自分がドライバーじゃないなんてあるだろうか?と思いながら、何度も読み返した。
とても簡単な文章だけど、その意味することは、とても深く、考えさせられた。
ふと思った。
僕は、本当に、自分の人生のドライバーになっているだろうか?
当然自分の人生なのだから、自分の意思で動かなければ死んでしまう。
けれど、その意思の根拠は、自分にあるだろうか?
自分の行く道を、誰かのせいにしたり、保身を理由に決めてないだろうか?
その結果、自分が望まない方向や、無意識のうちに舗装された楽な道ばかり選んでいないだろうか?
さらに、身の回りにある壁や境界線は、絶対のものだろうか?
もしかすると、自分で勝手に決めたり、そもそも、そこにあるように錯覚しているなんてことはないだろうか?
何度も読んでいるうちに、ハッとさせられた。
そうだ。簡単なことだ。
自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まっている。
なんと言っても、他の誰のでもない、自分の人生なんだし。