4180 北欧の鉄道で感じた日本の鉄道との違い
北欧旅行から帰ってきて、まだ日が浅いうちに、気になったことを挙げていく。
昨夜もあまりの暑さに目が覚めて、気温を測って見たら、30度を超えていた。
本題はそれではなく、北欧諸国と日本との違いで、一番気になるのは、やはり鉄道をはじめとする交通関係のことだ。
イギリスをのぞくヨーロッパ諸国では、右側通行なので、つい進行方向を誤ってしまうが、これは慣れの問題なのでおいておくとして…
まず「一番困ったこと」
次の駅(隣駅)の表示がない
日本では当然だが、今回訪れた街では、その表示がなかった。
例えば、こんな感じだ。
そこの駅名のみが書かれている。もちろん、〇〇方面のような表記はあるが、いくつもの系統の列車がやってくるため、すぐに終点の駅名はわからない。
それよりも、自分の今いる駅とその隣の駅さえ分かれば、簡単に向かってる方向が分かるのに、それがないので、苦労した。
さらに、ヘルシンキでは、フィンランド語とスウェーデン語の表記があって、同じ駅なのに、あたかも2つの駅名が出てるようで、ますます混乱した。
また、ヘルシンキのトラムに至っては、行き先と終着駅が合っておらず、どうも、終着駅名ではなく、終着駅付近の地名を表示しているようだった。
続いて、一意良かったこと
大事なことしか放送しない
車内放送は最小限だから、次の駅がどこなのかはっきりわかる。
一番痛感したのが、コペンハーゲン中央駅で、何らかのトラブルで国鉄が止まり、予定したルートで空港に行くことができないことが判明したときだった。
デンマーク語に続いて、英語の放送で、案内があったからだ。
これが日本だとどうだろう。最近でこそ英語での放送が増えてきたが、それに加えて、以前から指摘しているとおり、やたらと注意の放送が入ったり、広告が入ってしまったりして、何が大事な情報なのかわからなくなってしまっている。
とりあえず気になった2つの例を挙げてみたが、他にもいろいろありそうだ。
こういった違いというものは、それぞれの国でさまざまな経緯があってできあがった形なので、どちらがいいとかダメと言いきるのは、あまりいいことではないかもしれない。
けれど、これまで、意外と気付かれなかった…ということや、合理性の高いことなどについては、積極的に取り込んでもいいように思う。