4154 人生は偶然に支配されている
痛ましい事故が起きた池袋西口は、ときどき歩くところなので、自分にとって身近な光景のひとつだ。
ここで、昨日夜、暴走した車が歩行者を次々とはね、一人が死亡、六人が重軽傷を負った事故が発生。
運転していたのは、脱法ハーブを吸い、意識がもうろうとしていたという。
脱法ハーブ自体論外だが、なぜそういったものを吸ってから、車に乗るのか?まったく理解できない。
無理矢理にでも想像すると、おそらく「自分は大丈夫」という意識があったのかもしれない。
どんなに取り締まろうと、こういう人間は、一定の割合で出現してしまうので、根本的な対策は、ほとんど不可能だろう。
そして、こういった事件に被害者として、遭遇してしまうことも、当然ながら想定もできないし、まして、自ら防ぐなんてこともできるわけもない。
こうなると、途方もない無力感を覚え、自分の力ではどうしようもないことってあるんだと否応なしに痛感するのだ。
もちろん、自分の力で、道を切り開き、すばらしい人生を手に入れる人も大勢いる。
その一方で、自分の力ではどうすることもできず、人生を踏みにじられる人もいる。
たまたま、この場所を通ったばっかりに…
この前起きた事件の被害者も、たまたまその放置した男性の子として生まれてしまったばっかりに…。
人生は偶然に支配されている
こうでも思わないと、人生やってられない。