4131 刺青の人
昨日のこと。
コンビニのレジで、ふと見かけた男性。
身長は僕と同じくらいで、体格は決して悪くはないものの、醸し出す雰囲気は、かなり"気弱"そうだった。
ちょっとくたびれて生地が薄くなってしまったTシャツを着ていた…。
!!
何かの見間違いか?と、二度見してしまった。
彼のTシャツの袖口付近の腕に見えていたのは、間違いなく刺青だった。
上のほうはTシャツに隠れてよく見えないが、肩から肘にかけて、大きく上から下へ筆で払ったような柄で、決して小さなものではなかった。
刺青独特の青黒っぽい色は、まさに"入れ墨"のような、まるで墨汁を使って描いたような感じだった。
刺青を入れるのは個人の自由だし、他人がとやかく言うつもりはないのだけど、なんでこんな刺青をすることになったのだろう。
刺青をしていると、現状の日本では、過ごしにくくなる。 公共の場で肌を露出することが制限される。
銭湯や温泉、プールにも行けないし、海水浴場などでも禁止の動きはある。
まぁ、別に行かなければ関係ないと思うけど、相当な痛みを乗り越えてまで刺青しなければならなかった、その背景は?
ビックリしているうちに、会計を済ませ、男性は店を出て行った。
直接、その人に聞いてみたくなったが、さすがにそれはできない。
たまたまTシャツだからわかったものの、気が付かなければ、こういった刺青をしているなんて、絶対に思わない感じの人だったから、よけいインパクトがあった。
もしかすると、最近は刺青は珍しくもないのかもしれないけれど…。
本当に、人は見かけによらないのだと思わせるできごとだった。
