4098 芝浦・港南あたりを歩く
日本で2番目に短い国道を“制覇”したあとは、昨日、駅からハイキングの際にもらった地図を参考に、芝浦運河に沿って歩いてみる。
2日連続して田町に来てしまった。
今日はあまり日が出ていなくて、ちょっと肌寒い。

昨日もちょっと見掛けたけど、猫の数が多い気がする。真っ黒が3匹もいた。もしかすると、家族?

芝浦アイランドに渡ると、こちらでは、スズメの姿も。
ベンチに座って、すぐそばにあったピーコックで買ったパンを食べていたら、集まって来た。
こぼすのを期待して…だろうか? 人に慣れている感じ。
ママチャリ環七一周のときにお世話になった、アーバンランチがやってきた。

船路橋(ふなじばし)は、もともと都電の修理工場に向かうために作られ、その後、人道橋に架け替えられた。
橋のたもとには、都電が走っていたことを偲ばせる記念碑やそれを記す看板などが設置されている。橋の路面もレールをイメージしたものになっている。

かつて、この地にたくさんいたというカルガモをふたたび増やすため、休憩場所を設置するプロジェクト、通称“カモプロ”が展開されているようだ。

ひっきりなしに、モノレールが頭上を通過していく。
海が近いせいこともあってか、帆船をイメージした橋などもあった。
東海道新幹線が車庫に向かうために使う回送線と、現在は使われていない東海道貨物線の橋をくぐる。


港区からもらったガイドには、レインボーブリッジをよく眺めることができるということだったが、正確に言えば、レインボーブリッジの半分だけが見える感じだった。



天王洲アイル周辺は、しょっちゅう撮影などで使われているが、今日も何か撮影していた。
結婚式の二次会のひとたちとか、買い物帰りの人たちとかに交じって、撮影を眺めるでもなく、ただじっと待っている人の姿があった。
おそらくエキストラのみなさんなのだろう。
スモークガラスに覆われたワゴン車が怪しい。演じる女優さんが乗ってるのかもしれないが、もうだいぶくたびれてきたので、確認しないまま、天王洲を後にする。

品川インターシティに差し掛かる。おそらく都内の再開発された地域で、もっとも来たことがない場所のような気がする。
ビルとビルの間に挟まれた公園は、比較的幅も広く緑もあって過ごしやすそうなのだけど、人の姿が少なくて、ちょっと寂しい感じ。
奥の方ではフリーマーケットをやっているようだ。

JR東日本の建物は、JR東海の品川駅を挟むように建っていて、構造や雰囲気がまったく違ってておもしろい。

この付近は、“品川”といいつつ、大半は港区にあって、港区の代表駅っぽくないせいか、港区の力の入れ方が薄い気がしてしまう。
もともと操車場だった場所が再開発されたのは、あくまで民間主導だし、高輪口に至っては、駅前整備はほとんどされてないんじゃないかと思うくらい、ごちゃごちゃした感じは、ずっと変わっていない。
そういえば、オバマ大統領来日に備えてか、警察官の姿をあちこちで見かけた。

比較的急な坂を上がると、閑静な住宅地。とても歴史を感じさせる住宅?などもある。
坂道の滑り止めとして、丸い輪のような彫り込みをよく見かけるが、実際に作っている風景は初めて見た。


品川駅からゆっくり歩いて十数分ほどで、高輪台駅に到着。