[社会の窓]かつうらビッグひな祭り
早いもので、2月も明日で終わり、明後日からは、もう3月。
週が明ければ、3日でひな祭りだ。
ひな祭りと言えば、この前の日曜日に見学した、かつうらビッグひな祭りは、想像以上にインパクトのあるイベントだった。
そもそも、なぜ、千葉県勝浦市でこういったイベントが開かれているのか?と思って調べてみると、昔から人形が有名だったとか、なにか謂われがあるわけではないようだ。
もともと、徳島県にある勝浦町で開催されているひな祭りがあり、単純に「勝浦」という地名が共通することから、2001年より千葉県勝浦市でも開かれるようになったという。
もっとも、徳島の方も、始まったのは1989年と、比較的新しい。
実際に行ってみて感じたのは、謂われがあろうとなかろうと、こういった企画は“やること”に意義があるということだった。
おそらくは、オフシーズンであろうこの時期に、観光客が大挙して押し寄せる仕掛けを作るというのは、相当難しいことだと思う。
しかも、メインコンテンツたるひな人形は、その多くを寄贈してもらっている。
寄贈する側にしてみたら、いつまでもひな人形を持っているわけにもいかないから、こういった機会を通じて気持ちよく手放すことができるし、受け取る側は無償で展示品を入手できるわけだから、よくできている。
柔軟な発想というのは、こういうことをいうのかもしれないなぁ…と思った。