[社会の窓]アジサイと箱根登山鉄道
じめじめして、不快指数を押し上げる梅雨…。
この時期に咲くアジサイの存在は、梅雨の“イメージアップ”に大変な貢献をしていると思う。
僕は、アジサイの花を見るだけで、鬱々とした気分はずいぶんと和らぐ。
アジサイは、種類にもよるが、その大きさ、存在感は、よく見掛ける他の花を圧倒する。
また、アジサイと一口に言っても、形はさまざまだし、土の酸性度によって色が変わるという独特な特徴など、見どころも多い。
それに、春の季節を代表する桜のようにパッと咲いて、パッと散るわけではなく、かなり長い期間咲き続けるあたりも、慌ただしくなくていい感じだ。
昨日まで出掛けてきた箱根で、そんな好きな花のひとつ、アジサイと、好きな鉄道のひとつ、箱根登山鉄道がうまく写真に収まらないかな…と、試行錯誤の上、いちばん気に入ったのが、この写真だった。
もちろん不満も多いけど、箱根登山鉄道ならではのスイッチバックで、夕方の長く伸びた乗務員の影…そして、アジサイ…と、いろいろなメッセージが収まったところがよかった…と、自画自賛。