3740 直感的
現在いるフロアは6階で、これから1階に向かいたい。
エレベータの表示を見ると、エレベーターのカゴは、5階に止まっているようだ。
もし、僕は1階に向かいたいのだから、当然押すボタンは、[下]になる。
しかし、まれに、上下のどちらを押したらいいか、わからなくなるときがある。
[上]を押したくなる理由…それは、カゴが下にあるのだから、上に呼び寄せようと思ってしまうからだ。
まぁ、そう思う人は、あまりいないと思うが、これはこれで理屈は合ってるし、決しておかしいことではないと思う。
ある意味、これこそ“直感的”ですらある!…と思ったが、どうやら違っていたようだ。
“直感的”ということについて、ちょっと調べていたら、こちらのサイトでわかりやすく紹介されていた。
たとえば、iPhoneで次の画像を見たい場合、本のページをめくるように見たい方向から指で画面を滑らせる…ということをするが、これが直感的な操作。
直感的ではない操作というのは、「次へ」というボタンを押すということという。
『次の画像に移動するには「次」ボタンを押す』という判断が余分に必要という点が、直感的ではないということだ。
なるほど。
エレベータでは、まず自分の行きたいフロアがどこか?さえ決まれば、その方向にボタンを押すのが直感的であって、乗りたいカゴの位置をいちいち把握するのは、直感的ではない…ということか。
ま、言われてみれば当たり前のことだった。
“直感的”というものが、独りよがりにならないように、気をつけなければ…と思った。